通信制高校の授業は簡単、ただし進学は別

通信制高校生が家で学習するためのセット

  • 教科書
  • 学習書 ※教科書の補足をする本。無い教科もある。
  • NHKテレビ&ラジオ

NHKテレビ&ラジオ番組を試聴する、という課題が時々ありました。
理系のように本来は教室で実験する内容がある場合、代わりに番組で見たことをレポートに書いて提出するのです。今思うと、テレビがあることが前提なのですねこれ。

自宅学習の流れ

  1. 教科書を読む
  2. 学習書で補足する
  3. レポートに取りかかる

分からない部分は教科書や学習書を読み返したり、スクーリング(登校)の際に先生に尋ねたりしました。家ではネット検索。
NHKテレビ&ラジオの「高校講座」が役に立つこともありました。NHK運営の通信制高校があるから当然かな?

勉強内容とレベル

最初の高校で勉強に躓いたので、どこの学校も勉強は難しいものだと思っていました。
ところが自分が通った通信制高校の授業は、はっきり言って中学校の延長線。ほぼ同じことをやっているような感覚でした。
期末になるとテストがありこれまた高い点数が取れて拍子抜けしました。

もっともこの頃は学習要項が大きく変化した時期で、以前と内容が変わっていたのかもしれません。当時は旧来より随分易しくなったと言われていました。

中学校までで勉強がとても辛かった、あるいは全く勉強をする機会が無かった人は、中学生レベルから学び直せる機会だと思います。
逆に勉強に苦を感じたことがなければ、学習内容は心配いりません。
レポート提出とスクーリングを継続する方がよほど難しいです。元々引きこもりがちで来れなくなったり、バイトに熱中して来なくなるなど、年度末には見かけなくなる人は珍しくありませんでした。

通信制高校から大学受験をする場合

以下は公立の通信制高校に通っての経験談です。

大学進学に対応した授業を求めるなら私立の学校の方がいいなと思います。

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公立通信制高校では、高校を卒業するための最低限の勉強はできるのだけれども、大学受験したい人は独学するか、予備校など外部で勉強しないと全然足りませんでした。
入試が緩い学校へ進学するなら話は別ですが、普通に授業を受けているだけではセンター試験のレベルとほど遠かったです。
そもそもセンター受験に対応した教科が必修ではなかったり、受講すらできない(開講リストに存在しない)有様だったり、です。
学校から進学に関する情報提供は乏しいので、受験や進学の準備は自ら進んでやる必要がありました。

公立通信制高校から大学受験を経験してみて

自分は高校を卒業したら大学に進学しようと考えていました。もちろん通信制の。
在学3年目に入るころから、少しずつ学校の資料を集め始めました。一般の大学の学科の多様さに比べたら、通信制大学は圧倒的に選択肢が狭かったです。自分が興味ある分野は、通信制大学になかったのでした。
そこで、日中に通う大学を探し始めます。ところがこちらはきちんと段階を踏んで勉強していた人ばかりで、最低限の勉強をしていただけの人間は歯が立ちません。現状を全く把握していませんでした。「偏差値」の概念もピンと来ていませんでした。学校見学に行き、ようやく実態が見えた有様でした。
予備校にも行かず、独学で受験勉強をするでもなく、振り返れば「大学に行く」だけを志している奇妙な状況でした。

どのような過程を経て進学先を最終的に決定したのか、今はもう忘れてしまいました。
経済的に通えること、探していた学科が学校紹介に掲載されていること、は念頭に置いていました。
経済的には、結局学費が家庭の経済状況を上回り、奨学金を借りたため返済に四苦八苦することになりました。

センター試験の受験手続きだけは行いました。やはり勉強不足で、例年より簡単と言われた内容さえボロボロ。
でもそんなセンター試験結果を使った入試で合格しました。大学受験をナメきっていた自分でも、えっ!?この点数で合格なの!?と目玉が飛び出た記憶があります。
この大学がいかに低い学力で入学できるかを象徴する出来事でした。